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映画トラベラー村山が、あの映画ロケ地に勝手に強行取材! 「ことりっぷJALくらぶアプリ」(http://co-trip.jp/appli/info.html)で掲載中の映画ロケ地紀行「あの映画の名場面を訪ねて」が、ビデオパスブログでも連載中。さて今日はどこへ行ってみた!?

TEXT by/村山章

高知 『パーマネント野ばら』

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「ずっと好き」はどこにもないから私は毎日、小さな嘘をつく…。人気漫画家・西原理恵子の原作を菅野美穂主演で映画化した恋愛ドラマ。海辺の小さな港町に佇む美容室・パーマネント野ばらにひとり娘を連れて出戻ったなおこを中心に、町の女たちがそれぞれ抱いている“大人の女性の恋心”を繊細なタッチで描く
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男運の悪いともちゃんが恋に落ちた出逢いのラーメン屋
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昭和心をそそらずにはいられない「サッポロ一番館」の外観。

『パーマネント野ばら』めぐりの三回目は、栄喜漁港を離れて宿毛の市街地に戻ってきた。途中にある「すくもサニーサイドパーク」はパーマネント野ばらの常連のオバチャンのデートをなおこたちが見守っていた公園のあるところ。宿毛湾の海沿いにあって、名産を買ったり食べたりできる道の駅でもある。

が、サニーサイドパークでランチにするのはグッと我慢して、宿毛市街の東にある「サッポロ一番館」に行ってみた。ココは男運の悪いともちゃんが、ギャンブル中毒の旦那と知り合った運命の店。昭和の香り漂う昔ながらのラーメン屋で、オススメを訊いてみたらみそかつラーメンとのこと。

「とんでもないカロリーだろ!」と思いつつ、せっかくなので食べてみたらこれが美味い。味噌ラーメンにトンカツが載っているのだが、トンカツと言っても衣は薄くゴッテリとはしておらず、軽くスープがしみた状態が美味い。なんならパイコーメン的な食べ物だと思っていただきたい。

サッポロ一番館を出て、さらに東へ内陸へと向かうと、やがて有岡駅にたどり着く。地理的には離れているが、ココが劇中ではなおこの町の最寄り駅だった。周囲にはのどかな田園風景が広がる無人駅。近くにある古鉄橋も美しくて、特になんにもないけれどちょっと立ち寄るにはオススメです。

【実際の地図上で確認!】https://goo.gl/maps/8kYbW


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店内には『パーマネント野ばら』のポスターと、ともちゃん役の池脇千鶴のサイン色紙が。

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ともちゃんと結婚することになるユウジ(山本浩司)が座っていたお座敷席。カレ氏に殴られて地べたにひっくり返ったともちゃんと目が合ったのが恋のはじまり。

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人気メニューのみそかつラーメン。

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ラーメン屋の脇のお地蔵さんは随分と着飾ってもらっていた。

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有岡駅。なおこが娘を預けるために元ダンナと待ち合せたり、小旅行のために電車に乗ったりした駅。

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周囲は田んぼ。電車がやってくるのは1時間に1本程度。




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