映画トラベラー村山が、あの映画ロケ地に勝手に強行取材! 「ことりっぷJALくらぶアプリ」(http://co-trip.jp/appli/info.html)で掲載中の映画ロケ地紀行「あの映画の名場面を訪ねて」が、ビデオパスブログでも連載中。さて今日はどこへ行ってみた!?
TEXT by/村山章
高知 『パーマネント野ばら』
「ずっと好き」はどこにもないから私は毎日、小さな嘘をつく…。人気漫画家・西原理恵子の原作を菅野美穂主演で映画化した恋愛ドラマ。海辺の小さな港町に佇む美容室・パーマネント野ばらにひとり娘を連れて出戻ったなおこを中心に、町の女たちがそれぞれ抱いている“大人の女性の恋心”を繊細なタッチで描く
見下ろす景色
劇中でも何度か登場する高台。栄喜漁港を見渡せて気持ちいい。
痛快だけど切なくて、最後は胸にググッと突き刺さる『パーマネント野ばら』。主人公なおこが暮らしていた町・栄喜漁港にやってきた二回目です。
映画全体に漂っているのは、生と死とが分け隔てなく隣り合わせになっている陰陽が入り混じった世界観。中でも印象的なのが、町の住人たちがあんなものこんなものまで埋めにやって来る高台で、なおこの友だちのともちゃんがなおこと連れ立って、亡くなった猫を埋めていた場所でもある。
撮影されたのは「パーマネント野ばら」の建物のすぐ裏手にある山の中腹で、特に難所もなく簡単に行くことができる。高台からは栄喜の町全体を見下ろすことができ、「パーマネント野ばら」だったピンク色の家も、なおこたちが魚をもらいに集まっていた港の建物も一望でき、のんびりとすくも湾の景色を満喫できる絶好のスポットなのでぜひ行ってみてください。
【実際の地図上で確認!】https://goo.gl/maps/1RZrN
「パーマネント野ばら」の建物から左へと進み、「津波避難場所」の看板が高台への入口。
坂を上がっていくと左側に階段がいくつかあり、高台へと繋がっている。
山道を軽く登っていくと……。
映画に登場した高台。ここに猫や〇〇が埋まっているのかと思うと、怖いような可笑しいような気分になる。