映画トラベラー村山が、あの映画ロケ地に勝手に強行取材! 「ことりっぷJALくらぶアプリ」(http://co-trip.jp/appli/info.html)で掲載中の映画ロケ地紀行「あの映画の名場面を訪ねて」が、ビデオパスブログでも連載中。さて今日はどこへ行ってみた!?
TEXT by/村山章
長崎 『横道世之介』
観る者すべてが温かな幸福感に包まれる、感動傑作の誕生!横道世之介(高良健吾)は大学進学のために上京したばかりの18歳。お嬢様育ちのガールフレンドの与謝野祥子(吉高由里子)をはじめ、世之介と彼に関わった人々が過ごす青春時代。16年後、世之介に起こった出来事から、愛しい日々と優しい記憶の数々が鮮やかにそれぞれの心に響きだす…。
世之介と祥子が、地元の友だちと遊びに来た海水浴場
道路から見下ろした海水浴場。左端に見えている駐車場は、夏の海水浴シーズン以外はラジコン用のサーキットになっている。
『横道世之介』の主人公、世之介の故郷・長崎めぐりの第二回は、夏休みに帰省中の世之介が、地元の友だちや押しかけガールフレンドの祥子とやってきた海水浴場。世之介の元カノの登場に、吉高由里子扮する祥子がかなりわかりづらい拗ね方をしてみせた場所でもある。
前回の神の島漁港から北へ約10キロ。「かきどまり弁天白浜海水浴場」といい、トンネルを抜けた先の湾に突然姿を現す、かなり穴場感のあるビーチである。
道路から階段を下っていくと、白砂のビーチが広がり、荒々しく突き出た岩島が見えたりもしてなかなかの絶景。オンシーズンには海の家がオープンして、海水浴客やバーベキュー客で賑わうようだが、訪れたのは1月でビーチまるごと貸切状態である。
ビーチの左には、世之介たちもくぐった洞窟があり、その先の岩場がワイルドで軽くアドベンチャー気分が味わえる。さらに進めば竜ヶ崎という断崖に繋がり、近辺には浸食されてできた奇岩も多いので、ご興味のある方はゼヒ。
【実際の地図上で確認!】https://goo.gl/maps/RZq59
海水浴場の入口。
自動車が通る道路からは下ったところにあって、ちょっとした隠れ家のような雰囲気があるビーチ。
ビーチの左端にある洞窟「鵜飼堂穴」。
「鵜飼堂穴」からビーチ方面を望む。世之介や祥子たちも遊んでいた場所。