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映画トラベラー村山が、あの映画ロケ地に勝手に強行取材! 「ことりっぷJALくらぶアプリ」(http://co-trip.jp/appli/info.html)で掲載中の映画ロケ地紀行「あの映画の名場面を訪ねて」が、ビデオパスブログでも連載中。さて今日はどこへ行ってみた!?

TEXT by/村山章

高知 『パーマネント野ばら』

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「ずっと好き」はどこにもないから私は毎日、小さな嘘をつく…。人気漫画家・西原理恵子の原作を菅野美穂主演で映画化した恋愛ドラマ。海辺の小さな港町に佇む美容室・パーマネント野ばらにひとり娘を連れて出戻ったなおこを中心に、町の女たちがそれぞれ抱いている“大人の女性の恋心”を繊細なタッチで描く
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町一番のパーマ屋「パーマネント野ばら」の漁港

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栄喜漁港。リアス式の湾を囲む小さな町。左に写るアイボリーの建物は漁業組合だが、
劇中では近所の商店として登場。
壁には『パーマネント野ばら』のロケ地だと示すボードが掲げられている。

ザックリした絵柄で思わぬ感動をぶっ込んでくる天才漫画家・西原理恵子の原作を『桐島、部活辞めるってよ』の吉田大八監督が映画化した『パーマネント野ばら』。オバちゃんたちがみんなパンチパーマにしている田舎の漁村を舞台に、出戻りシングルマザーのなおこら女性たちのほろ苦くも逞しい生き様を綴った名編だ。

主にロケが行われたのは高知県宿毛市。特に市の南端にある栄喜漁港は、なおこの実家である理容室「パーマネント野ばら」の建物があり、劇中に何度も付近の風景が登場するいわば映画のホームタウン。原作では特に明示されていない物語の舞台に高知を選んだのは、原作者・西原理恵子の故郷であり、また女性たちがパワフルな土地柄だからだとか。

宿毛市自体が四国の最深部に位置していて、市の中心にある土佐くろしお鉄道の宿毛駅は、線路のさいはてとも呼ぶべきターミナル駅。栄喜漁港はさらに市内から入り組んだ海岸線を南下した先にひっそりと佇んでいる。小さな湾の向こうには、「パーマネント野ばら」だったあの建物と、なおこたちが暮らしたあの町並みが並んでいた。

【実際の地図上で確認!】https://goo.gl/maps/QEulU


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なおこの実家で、町のオバチャン連中のパーマを一手に引き受ける「パーマネント野ばら」として使用された建物。
ただし普通の民家なので、見学は迷惑のない範囲で。

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港の前に干されていた洗濯物。
この生活感が映画で感じた空気を思い出させてくれる。
漁港の水が澄んでいたことにも驚かされた。

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「パーマネント野ばら」のすぐ近くにある橋。
菅野美穂扮するなおこが自転車で渡ったり、お葬式の後で小池栄子演じる
親友のみっちゃんと腰かけて話したりしていた場所。

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「パーマネント野ばら」の建物の数件隣で見つけた理容室。
リアルではここが町で唯一のパーマ屋さんか?




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