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映画トラベラー村山が、あの映画ロケ地に勝手に強行取材! 毎月、雑誌「DVD&ブルーレイVISION」(毎月20日発売)で掲載中の世界映画ロケ地紀行「行ってみたタイムズ」が、ビデオパスブログでも連載中。これまで行ってきたロケ地も順次下のカテゴリー欄にアーカイブ! さて今日はどこへ行ってみた!?

TEXT by/村山章

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きっと、うまくいく【国際インド映画アカデミー賞作品賞】
あなたの人生が光り輝くヒントがきっとある!大学時代の親友3人が織りなす、至高の人生感動エンターテインメント!世界各地でリメイク決定!笑って泣いて心がほっこり温まる、世界中が感動した奇跡のインド映画!天才が競い合う大学キャンパスで、“三バカトリオ”が、ハチャメチャ珍騒動を巻き起こす!彼らの合言葉は「きっと、うまくいく!!」

3バカ再会の湖、パンゴンツォへと出発

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丘の上に佇むゴンパ。要塞か宮殿のようでもある。

『きっと、うまくいく』のラストシーンの舞台となった湖、パンゴンツォ。もともと秘境好きには知られた景勝地だったが、映画の大ヒット以降はインド中から観光客がやって来るようになったという。

では、さぞや交通も整備されているだろうと思うのは早計。ラダック地方の拠点となる町レーから車をチャーターしたりツアーに参加すれば行けるのだが、目指すパンゴンツォは標高4350mのヒマラヤの奥地。しかもたどり着くにはさらに標高5360mの峠を越えないといけない。レーが富士山くらいの高さだってのに、さらに2000mも高いって人間が生きていけるのかもわからない。もはや月に行くのとどう違うのか?

いや、少々言い過ぎました。が、ラダック独特の風景も手伝って、まるであの世にでも向かっているような摩訶不思議なドライブが150km続く。雪や氷や事故った車など、難所にぶち当たれば片道5時間どころでは済まない。

レーでは高山病でフラフラな数日間を過ごしたが、もう時間的に後がない。行こう、行きます。旅行会社が手配してくれたドライバー、パッサンくんの運転で早朝からレーを出発。先に進めば進むほど新しい景色が現れる。まとめきれないのであと3回続きます。

【実際の地図上で確認!】https://goo.gl/maps/86BMF

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早朝の出発だったので、途中で休憩して朝食。パン生地を延ばしたものに、ジャガイモなどの具を包んだラダック地方では定番の食事。美味い。

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標高が上がるにつれ、山の景色は雪で白味を帯びてくる。

※ビデオパスFacebookで連載されていた記事となります。