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7000本以上の膨大なラインナップに埋もれてしまった“隠れた名作”を救済する『ビデオパスブログ編集部おすすめのこの1本』。不定期で更新予定のこの企画、第2回目にご紹介するのは1980年公開『震える舌』。幽霊も出ない、殺人鬼も出ないこの映画が、なぜか2ちゃんねる等で「最恐映画」と恐れられている。

物語は「破傷風の女の子と両親の、病魔との闘いを描いたヒューマン・ドラマ。埋め立て地での泥遊びにより破傷風となってしまった女の子。死亡率が非常に高く、光、音などの刺激により激しい痙攣を引き起こすこの病気の看病は非常に困難で、母親は、その疲労により徐々に精神を蝕まれていく……」と、あらすじだけを読めば、一見、病気に立ち向かう家族の愛を描いた感動作にも見えるこの作品。かなり社会的なテーマも内包しており、少なくとも恐怖映画でない内容なのだが、なぜか2ちゃんねる等、ネット界隈では「最恐」と恐れられているのだ。

実際に映像を確認すると「病気になってしまった娘の発作とその治療」「疲弊していく家族の崩壊」という二つの要素が絡みあうことで、ホラー的な恐怖というよりも見ている者を追い詰めていくような内容となっており、怖いというよりかなり精神的にキツい。また子役である若命真裕子の演技力! これがとにかく圧倒的で、とにかく「お願い…もうやめてくれ…」という気持ちにさせられ心を折られるのだ。
ただ、崩れながらもそれでも寄り添っていく家族の姿にはこちらも涙せずにはいられない感動作としての側面も持ちあわせており…。
それでも怖いものが苦手な方にはオススメ出来ない、勇気のあるものにだけオススメな『震える舌』、もちろん定額見放題プラン対象作品として絶賛配信中であります。

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